20世紀は、「知識」と「技術」の時代だったといえます。
そうした社会では、知識が重要視され、その知識を正確に理解し、その知識をルールに則って活用できることが大切とされ、指示に従順に従い、行動できる人材が求められてきました。
しかし、これからの21世紀の社会は、「心」の時代であると言えます。知識を知恵に変え、新たな物事を自ら創り出し、自分自身の「心」にある思いを他者に伝え、主体的に協働することのできる人材が求められているのではないでしょうか。
つまり、主体的に学び、他者との心の通った対話を通じて、共に価値を創り出すことのできる人材を育てていくことが大切になるのだといえます。
今、私たちが暮らしている社会は、変化の非常に激しい時代だといえます。
さらにこれからの時代は、これまで以上に国際化、情報化が急速に進み、これまでの知識やルール、常識では、よりよい社会を創り上げていくことは難しいものになると予想されます。
私たちは、こうした社会的背景のもとで、自分で考え、主体的に行動し、他者と協調しながら豊かな新しい社会を切り拓いていくことのできる子どもを育てたいと考えています。
人間本来が持っている自分自身で学び育っていく力を信じ、子どもたち一人ひとりが主役となり、子どもたちが心からやりたいと思うことに自由にチャレンジでき、徹底してやり抜くことができる環境を整えることで、子ども自身が自ら学び、育っていく環境を保障していきます。
また、私たちは体験活動を重視しています。
体験活動を通じて、自分自身で物事を決め、責任をもって行動していくことのできる主体性のある子どもを育てたいと考えています。
一人ひとりの違いが認められつつも、自分一人だけでなく、他者とともに生きていく力を身に付けることで、多様性のある社会を担うことができ、自然の中で豊かな五感を養うことで、想像力や自然を尊重できる子どもに成長します。
高知県の豊かな川・森・海を学びの場として、友人や地域の方、自然に対して愛情をもって接し、感謝の念を有することで、相手の気持ちや、事物への想像力、共感性を育んでいきます。自然での体験活動を礎とした実践学習のもと、子どもたちの健やかな育ちを支援してゆきます。
代 表 内田泰史